America Tour
カリフォルニアの砂漠をジープで走る旅
2006/10/20 〜 2006/10/27







ロスアンジェルス国際空港
シンガポール航空で行くアメリカ・カリフォルニアの旅に参加してまいりました。成田を2時間遅れで出発し、10時間半の長旅の末、ロスアンジェルスにあるLAX空港に到着です。初めてアメリカに上陸したのですが、北海道よりもさらに広大なスケールを感じずにはいられませんでした。
空港からバスに乗り換えましたが、はじめてみる景色に眠気も吹っ飛びます。この街のどこかに尊敬するYOSHIKIさんがいるのかと思うと勝手にドキドキしてしまいます。愛車のフェラーリとすれ違わないかと道行く車に目が釘付けです。
って、そんな都合よくすれ違うわけないですね。それよりもやっぱりスカイラインとすれ違わないかとキョロキョロとしてしまいます。早速現れました。G35です。真っ赤なボディも不思議とアメリカのワイルドな世界には溶け込んでしまいます。
それにしてもフリーウェイの路面は荒れていました。路肩にはバーストした車がいっぱい。そんなこんなでフリーウェイは渋滞がいっぱい。トロトロと走っていると、街並みも徐々に変わってきました。ビルばかりだった街並みもいつしか山に囲まれる有様。

そしてさらにフリーウェイを走ると山並みはゴツゴツとしたはげ山に変わりました。日本では絶対に観ることのできない景色ですね。まるでジュラシックパークのような世界です。カーソルを画像に合わせると・・・
そんなゴツゴツした山と山の合間に突如無数の風力発電機が現れました。その数といったら、数百、数千?スゴイを通り越して気持ち悪くなりました。ちょうど谷になっていたので、風が吹き込むんですね。まさに「風の谷」です。



ロスから180kmを走り、ようやく目的地に辿り着きました。辺りはすっかり日が暮れてしまっておりました。チェックインを済ませ、部屋に行ってみると、なんとびっくりプール付き。さすがアメリカです。いつでも好きなときに好きなだけ泳げます。
翌朝、目を覚まし、朝食をとりに行こうとするとなんとも嬉しいお出迎えが。ちょうどロータリーのところにスカイラインが止まっていたのです。インフィニティブランドではありますが、スカイラインはスカイライン。思わずカメラを構えずにはいられませんでした。カリフォルニアの風景がとてもよく似合っていました。
このホテルは岩山に囲まれた荒野の中に突如として現れたオアシスのようなリゾート地にありました。周囲は砂漠にもかかわらず、水が豊富で敷地内にはこんな豪華なガーデンが見られました。
ホテルのロビーもとってもお洒落でこんなインコまで飼われていました。さすがにしゃべりはしませんでしたが。サイズもアメリカサイズで日本でよく見るセキセイインコより一回り大きかったので、指を突っ込む勇気はありませんでした。



ここはゴルフでも有名なところで、タイガーウッズらがプレーするようなところでもありました。突き抜けるような青空の下、みなさん、ゴルフを楽しんでおられました。
たくさんのやしが生えているのがこの地の名前の由来となっているようです。
せっかく、こんな立派なゴルフ場に来たのですが、ゴルフをやらない私にとっては猫に小判以外の何物でもありませんでした。
とっぷりと日も暮れると、ゴルフ場のグリーンには熱気球が現れました。火が入れられると、白熱灯のように燃え上がります。
せっかくなので私も乗ってみることにしました。
気球の籠に乗ってみました。人がいっぺんに入れ替わると浮いてしまうので、少しずつ入れ替わりです。バーナーに火が入りました。ものすごい勢いで炎が噴出し、頭が燃えてしまいそうでした。熱いのなんの。
ロープが緩められ、少しずつ気球が上昇していきました。滑らかに揚がっていき、最新式のエレベーターのようでした。でも、ガラスも何もないエレベーターはちょっと怖かったりもしました。
気球に乗れるだなんてそうそう出来ることではありません。ついつい見入ってしまい、何度もシャッターを切ってしまいました。フェアウェイの脇にある池もこのときばかりは鏡となり、とっても幻想的な眺めとなりました。
気球に乗った後はお腹も空いたので、外でバイキングを楽しみました。巨大な肉をシェフが豪快にナイフでカットし、どっさり手渡してくれました。これぞアメリカというメニューです。しかし、豪快なのは味付けも然り。なんとも大雑把な味付けでケーキなど甘すぎて食べられたものではありません。






Desert Adventures
翌日は一番楽しみにしていたジープで砂漠を爆走ツアーです。今回乗り込んだ車両はちょっぴりレトロな真っ赤なジープ。現地のガイドさんの運転で砂漠を爆走しに行きます。
内装はむき出しでとってもシンプルなつくりです。エンジンをかけると実に趣のあるエンジン音を奏でておりました。直六ではありませんが、すっかり魅了されてしまいました。
8人乗りのジープに揺られ、ホテルを後にしました。来るときにたどった道を戻り、フリーウェイを通り越して砂漠に向かいます。窓のガラスもないむき出しのジープは80km/hでもかなりのスピードを感じます。
途中、目の前に広がったのは珍しいアーティチョーク畑。日本語で言うと朝鮮アザミです。イタリアではこれを揚げたものをいただきましたが、ポテチのような食感でした。
こちらはコロラド川。しっかりとコンクリートで整備がなされておりました。こうしないと砂に水を吸われてしまい、川が干上がってしまうそうです。大切な命の水です。
さて、舗装された道から砂漠らしい砂利道に突入しました。ガイドの人が急に車をおり、前輪の辺りをいじっています。何故かと尋ねてみると、デフロックをさせていたそうです。悪路を走るには大切なことですね。微妙な車ネタににんまり。
それにしても想像以上の荒地でした。こちらはマッドロックといって、雨が降ったときに表面を流れた泥がそのまま干上がって岩になったものです。
この辺りの山の上には椰子の木(パームツリー)が大量に生えておりました。椰子の木というのは、幼木のときは下までもっさり生えています。まるで愛知万博のもりぞーのようです。
そんな椰子の木も成熟すると下のほうの葉が落ち、よく写真で観るような立派な椰子の木になります。実は、椰子の木というのは、水が豊富でなければ育ちません。ここは砂漠の真ん中ではありますが、地下水が豊富なため、椰子が育つようです。
さて、少しジープを降りて辺りを散策してみましょう。この辺りはガラガラヘビも出るようなので注意が必要です。コヨーテの糞などは落ちておりましたが、幸いにも蛇には襲われずにすみました。
この辺りの山は、大陸移動説でいう太平洋プレートと北アメリカプレートのぶつかるところに位置しており、ちょうどその2枚のプレートに押し出されるような形で山がせりあがっているのです。そんな巨大な2枚のプレートの境目を直に見ているというのはなんとも不思議な気分です。
プレートとプレートの隙間には地下水が流れており、このような椰子がすくすくと育っているのです。砂漠を爆走のはずが、プレートテクトニクスなどといったどちらかというと地学のお勉強となっていました。そういえば、案内にも爆走とはかかれておらず、砂漠体験ツアーと書かれていたような・・・ちゃんと内容を読んでなかった。
でも、勉強になることがいっぱいでした。
こちらの真っ白な植物。葉っぱを食べることが出来ます。どんな味がするのかというと、ショッパイ!!それもそのはず。その名をソルトツリーといいます。たっぷりと塩分が含まれておりました。
さて、再びジープに揺られ、砂漠を進みます。その間もガイドのおじさんのトークはやみません。なかなか英語の勉強になりました。わからないことも多く、日本に帰ってやるべきことが見えたような気がしました。
ジープがふと立ち止まりました。そこにあったのはかわいらしいサボテン。なんとなくテディベアのように見えます。ガイドのおじさんは無邪気にそんなお話しをしていました。かわいいけれど、抱き上げようとするとちょっぴり痛そうです。
しばらく走っていると、映画のような看板が出てきました。ロスまで127mと書いてありますが、mはメートルではなくて、マイルです。単位が変わると距離感がまったくつかめなくなりますね。
ジープは岩と岩の間を進んでいきます。車一台が何とか通れる幅です。アップダウンもかなり激しいので、ジープの本領発揮です。日本で平坦な道を走っているRV車にもぜひこういった道を一度は走ってもらいたいものです。スカイラインは門前払いですね。
辺りは切り立った岩山に囲まれています。地層の様子もよくわかりますね。大昔はインディアンを追い詰めてこういった悪路を馬で進んでいたようです。バックトゥザフューチャー3のような世界ですね。最近、4も作成されているという噂ですが。
ジープで通れないほど道が狭くなったので、ここからは自分の足で進んでいきます。天然の洞穴などがあり、とてもエキサイティングな体験が出来ました。太陽の見える方向に進んでいくと、徐々に目の前が開けてきました。
そこには宿泊しているホテルの辺りが目の前に広がっていました。随分高いところまで歩いてきたものです。とんでもない悪路で膝をぶつけながら歩いていましたが、とてもよい景色を眺めることができ、がんばって登った甲斐があったというものです。
再びジープに戻り、次に連れてきてもらったところはここ。キャンプ場かと思えば、ちょっと様子が違います。水車の下に水飲み場があるのかと思えば、、、
実はここはその昔、ゴールドラッシュで栄えた街。そうです、この砂利の中には砂金が埋まっているのです。桶に砂利をすくってゆすります。すると、重たい金は底に沈んでいきます。あとは上澄みを除け、残った砂利の中から金を探し当てます。
出ました!!探せば探しただけ金が出てきます。太陽の光でキラリと光る金は容易に見つけることが出来ます。これだけでいくらくらいになるんでしょう。いやいや、自分の手で探し出した金はやっぱりプライスレスでしょ。
思いがけないおまけで気分もホクホク。ご機嫌で砂漠を後にします。爆走ツアーには程遠かったですが、よくよく考えれば一般人が爆走ツアーを望むわけもありませんよね。砂煙を上げて走りたいのなら、自分でレンタカーを借りなさいということですね。
カリフォルニアの突き抜けるような青い空の下、生涯忘れられない思い出を作ることが出来ました。思い切って日本を飛び出してみてよかったです。風を切って走りながらそんなことを考えていました。






せっかくアメリカくんだりまで来たのですから、買い物も忘れずにしておきましょう。ということで、あくる日、近くのアウトレットに足を運んでみました。だだっ広さは御殿場の比になりません。
といっても、欲しい物もなかったので、結局、何も買いませんでした。
駐車場にふと目をやると、結構、日本車がとまっていました。こちらはホンダではなく、アキュラブランドの車です。アメリカでは、フロントのナンバープレートは必須ではないようですね。まじん号もそうしたいです。そうすれば何より、オフレポ作成が楽ちんです(笑)。
道沿いには線路がありました。遠くから汽笛が聞こえたのでそちらを眺めていると、貨物車がやってきました。ところが、この貨物車。ありえないほど長いのです。どこまでもどこまでも貨車が続きます。その長さ、下手をすると1キロをゆうに超えます。アメリカの鉄道というのは、ほとんど貨物用のようですね。「線路は続くよ・・・」の歌はここから来ているようです。






楽しい時間というのはあっという間に過ぎてしまうものです。もう日本へ帰らねばならなくなってしまいました。異文化コミュニケーションというのは実に興味深いものでした。見慣れたパームツリーとも別れを告げます。
この美しい花壇も見納めです。手入れの行き届いた素晴らしい庭でした。
すっかり時差ぼけもなくなり、アメリカ時間に慣れてしまいましたが、またあの窮屈な飛行機で時差ぼけの待つ日本に帰らねばなりません。
バスに乗り、カリフォルニアの山に別れを告げているととんでもない光景が目に入ってきました。山火事です。いったい誰がこんな酷いことを。この事件は海を越え、日本にも届いていました。後の調べでわかったのですが、殺人事件があり、犯人が火をつけたとのことです。消防士5人の亡くなるむごい事件でした。
そんなこととは露知らず、のんきに空港に到着すると、またしても事件が待ち受けていました。なんと、成田に向かう飛行機が3時間も遅れていたのです。合計6時間も暇が出来てしまった・・・



6時間も殺風景な空港で時間をつぶしていられません。
ということで、タクシーに乗り込み、フリーウェイをかっ飛ばします。
目の前に見えるビル群はダウンタウンです。LAでもっとも発展したところです。
それよりも行ってみたいのはやはりこちら、ハリウッド!!
映画俳優ならずとも、ここにきたら一度は足を踏み入れてみたいものです。
山のてっぺんに見える「H・O・L・L・Y・W・O・O・D」の文字は一体どこに!
ついに見えてきました。「H・O・L・L・Y・W・O・O・D」の9文字が。心が躍ります。
様々な映画で目にしたあのシーンが今目の前に広がっているのです。これではしゃぐなという方が無理があります。
ハリウッドの中心ともいえるハリウッド大通です。どんな美しい街並みなのかと胸を膨らませていってみると、、、
なんだか、いかがわしい店がいっぱい。ちょっぴり怪しい街並みでした。
そんな並びを抜けると、そこに現れたのはコダックシアター。ここが毎年アカデミー賞の授賞式が行われる舞台です。2,3月になると、赤いじゅうたんが敷き詰められ、映画界の大スターたちがシアターに入っていきます。
さらにその隣にあるのはかの有名なチャイニーズシアター。グローマンが作らせた中国の寺院風の豪華絢爛な映画館です。
そしてなんといっても面白いのは、そこに敷き詰められたタイルです。
こちらはニコラス・ケイジの手形と足型。
60セカンズ、シティ・オブ・エンジェルなどで味のある役をこなしています。私はこの人の演技が大好きです。
ドナルドダック。
名前を見ずとも、足跡を見たらわかりますね。
スタートレックのメンバーです。
真ん中のプレートがなかったら見落とすところでした。
こちらはシルベスタ・スタローンです。
ロッキーはあまりにも有名ですね。
エディ・マーフィー。
「ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合」 という映画があるのですが、それで彼のユーモラスな演技に惚れました。
というように、このチャイニーズ・シアターの前には無数の著名な映画俳優の手形や足型がちりばめられているのです。立派なシアターなので、映画でも見ていきたいところですが、日本語字幕がないのでやめときましょう。
チャイニーズ・シアターのフードコーナーでお昼を頂きました。なんともアメリカらしいお昼です。こってりとしていましたが、ジューシーでとってもおいしかったです。ホテルの食事はいまいちでしたが、こんなジャンクな食事のほうが私の口には合っているようです。
そんなチャイニーズシアターから眺めたハリウッドの街並みです。
ビルにもこんな装飾がされていました。
ハリウッドストリートには山ほどお土産屋が軒を連ねていました。SUSHI BARやしゃぶしゃぶやもありました。
なんとなく、おのぼりさんの来る街という感じがしました。日本で言うと原宿のようなそんな感じのところかもしれません。
さすがハリウッド。
チャイニーズシアターの前には映画のキャラクターに扮したアメリカ人がたくさんいました。スーパーガールのおねえさんが写真を撮りましょうと日本語で近寄ってきたので、パシャリ。案の定、チップをせがまれました。一日やってれば、100$くらい簡単に集められるのかも。おいしい商売ですねぇ。
そろそろハリウッドを後にして空港に戻ることにしました。
正直、思っていたような華やかさはあまりなかったように感じましたが、思いがけず、ハリウッド観光が出来てラッキーでした。またいつか来れるのかな?そのときはホンモノの映画スターに遭ってみたいものです。
さてさて、6時間待ってようやく飛行機に乗れました。中では、久しぶりの和食にありつけました。洋食も選べましたが、迷わず和食。魚がおいしかったです。やっぱり私は日本人だなぁ。








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